2009年6月16日火曜日

market制限の回避について

海外でも書かれてるからいいよね。ということでSIMによる地域制限を回避する方法。root権限が必要です。

androidにはsetpropとgetpropというプロパティを参照するコマンドがあります。単純にgetpropとやると今の設定値がダーッと見えるんですが、その中に sim.operatorとかいう設定値が。T-MobileのSIMと国内のSIMを交互に挿して値を比較してみたところ、どうもSIMカードの情報を反映しているようす。とは言え、書き換えは不可だよなぁと試しにやってみたら書き換わってしまいました(汗。↑の英語サイトでも「まさか、こんなに単純だと思わなくてファームの書き換えとか探ってしまった」という記述も(^^;

実施作業は簡単。root権限で
setprop gsm.sim.operator.numeric 310260
setprop gsm.sim.operator.alpha T-Mobile
setprop gsm.sim.operator.iso-country us
setprop gsm.operator.numeric 310260
setprop gsm.operator.alpha T-Mobile
setprop gsm.operator.iso-country us

とすると即時反映されます。後ろ三行のgsm.operatorの方はやらなくてもマーケットはダイジョウブなようすですが、まぁ、念のため。書き換えをしたら vendingのプロセスをkillして止めて、/data/data/com.android.vending/cache以下のキャッシュを削除してから改めてマーケットを起動すると変更後の国設定であがってきます。Protectedなアプリについては未確認ですが、たぶんこっちはro.secureの値を見てるのかなぁ。

ということで後はこんな感じに。
paid applications

Google Checkoutは端末からやるとカード登録に「Japan」がなくて困るので、事前にPCでやっておくと良い感じです。

paid applications 2


これでアレもコレも買えるぜ-!と思ったんですが私は実はまだ買えてません。「Android Market Problems」としてMultiple Facets Inc.が解説していますが「Authorizing credit card」メッセージがずーっと流れて進まない問題でハマっています。(実際にはカードの認証を毎回チェックしてるわけではなく認証情報を確認しに行っている動作です)。これについては検索するといっぱいでてくるので単なる不具合のようす。emailアプリが「Connection error」になる問題もまだ残ってるようですが、このヘンってdocomo版でも残ってたりするのかなぁ。キケンです。。。

あ、そういえばoperator.numericは単にMCCとMNCなので英wikipediaとか日本語wikipediaとか見ると他の国のものもわかります。参考までに。

Comments:

blog comments powered by Disqus